MENU

施工管理を辞めてよかった5つの理由│元施工管理が後悔した点も解説

施工管理 辞めてよかった

施工管理を辞める理由は?」「施工管理は辞めてよかった?」と従事者にとっても、施工管理を考えている方も気になりますよね。

本記事では、元施工管理の筆者が「施工管理を辞めてよかった理由」や「後悔したポイント」そして辞める前の注意点まで詳しく解説します。

この記事を書いた人
いちはら
  • 歴10年の元施工管理
  • 施工管理から発注者へ
  • 転職を経て給料は2倍にUP
目次

施工管理を辞めてよかった5つの理由

実際にわたしが施工管理を辞めてよかったと感じた5つの理由について解説していきます。

必ずしもこれからの理由が全てではなく、主観的意見となるので参考程度に見て下さい。

施工管理を辞めてよかった理由#1
体調が良くなった

辞めてよかった理由1つ目は「体調がよくなった」です。

施工管理を辞めたことで環境も変わり、立て続けに崩していた体調もすごく良くなりました。

当時は過度なストレスから、医師から原因不明と告げられる体調不良にもなり3週間も寝たきりの状態になった経験もありました。

環境の変化は場合によっては、より過度なストレスを感じるケースもありますが、私には環境の変化は大きく体調の変化にも現れました。

施工管理を辞めてよかった理由#2
残業時間が減った

辞めてよかった理由2つ目は「残業時間が減った」です。

繁忙期ともなると施工管理は残業時間が100時間、それ以上の人も少なくありません。

かく言うわたしも繁忙期は100時間は当たりまえで、サービス残業込みで200時間を超えている同僚も居たことを今でも覚えています。

働く環境が変わって残業時間が減っただけで、他の時間に充てられるようになり幸福度は上がりました。

施工管理を辞めてよかった理由#3
土日休みが取れる

辞めてよかった理由3つ目は「土日休みが取れる」です。

工期に縛られた現場は土日も関係なく進み続けるため、どうしても土日も仕事になりがちです。

もちろん交代での出勤とはなりますが、人手不足が原因で土日両方出勤になるケースも少なくありませんでした。

正直なところ、ここまでワークライフバランスが良くなるとは思っていなかったので、今でも土日休みを取れることに違和感があります。

施工管理を辞めてよかった理由#4
給料が上がった

辞めてよかった理由4つ目は「給料が上がった」です。

発注者へキャリアアップしたこともあり、当時よりも少ない残業にも関わらず給料は約2倍に上がりました。

一般的に施工管理の年収は高いほうであると言われていますが、その実態は過度な労働環境があることは否めず、企業にもよりますが残業がない時の給料は正直安いです。

労働環境は改善され給料も上がったことも辞めてよかったと感じられる大きな要因であると言えます。

施工管理を辞めてよかった理由#5
家族や自分の時間が増えた

辞めてよかった理由5つ目は「家族や自分の時間が増えた」です。

  • 体調がよくなった
  • 残業時間が減った
  • 土日休みが取れる

これらのネガティブ要素が改善されたことで、時間への余裕が生まれ、結果として家族や自分の時間が増えました。

こうしてあなたにこの記事を届けられているのも時間への余裕が生まれたからこそであり、家族との時間を取れるようになったのは私にとって大きい理由です。

施工管理を辞めて後悔した3つのポイント

施工管理を辞めてよかった反面、後悔したポイントも少なからずあるので解説していきます。

施工管理を辞めて後悔したポイント#1
やりがいが減った

自分の考えや判断で動く現場からは離れたことで、苦労は減ったのとイコールで、やりがいも減りました。

大変だった分、自分が担当する工事が終わったときのやりがいは大きかったので、そこに関しては施工管理でこそ味わえる醍醐味だったと思います。

施工管理を辞めて後悔したポイント#2
どこか物足りなさを感じる

転職を経てから、どこか物足りなさを感じることも多々あります。

施工管理は忙しいのは事実ですが、人と人との繋がりが多く持てることはやりがいに直結する要因であったと思います。

その点、転職後は多くの繋がりが無くなった分物足りなさを感じてしまい、今でもどこか物足りなさを感じる場面があります。

施工管理を辞めて後悔したポイント#3
知識や技量はもっと高めておくべきだった

転職をしたからこそ思えたポイントですが、現場の知識や技量はもっと蓄えて、取れる資格も取っておくべきでした。

施工管理から発注者への転職は、現場の経験が買われることが多く、施工管理から発注者へキャリアアップしたケースも少なくありません。

ですが、施工管理の経験が多くある人に比べると自分の知識は弱い部分もあり、もっと勉強しておけばよかったと思います。

いちはら

資格取得をしつつ、転職活動をするのが、一番キャリアアップしやすいです。

施工管理を辞めるか判断する基準

辞めてよかった理由や後悔したポイントを解説しましたが、以下の状況に当てはまる場合は施工管理を続けるか考え直すタイミングかもしれません。

これらに限った話ではありませんが、どれか一つでも該当する場合は退職も検討してみると良いでしょう。

それぞれ解説していきます。

施工管理を辞めるか判断する基準#1
体への異変を感じた時

私と同じように体に異変を感じ、体調を崩す人も多いと思います。そんな時は迷わず辞めることを視野にいれることをオススメします。

施工管理は一人ひとりの業務量の多さから、体調を崩す人も多く、復帰できないまま退職してしまうケースもあります。

また一度体調を崩したからと言って、優遇されることはなく、復帰後また崩す恐れは大いにあり得ます。

上記のことから、体に異変を感じ始めた時点で、転職活動をして次のステップへ進むことが、身を守るための選択肢の一つです。

施工管理を辞めるか判断する基準#2
残業・休日出勤が当たり前の状況

2024年問題も相まって、残業や休日出勤が当たり前の状況下であるケースも減少しつつありますが、まだまだ問題は解決とはなりません。

1~2年程度での離職要因は次項の人間関係が大きな影響を及ぼす可能性の方が高いですが、ある程度の年数を重ねると業務量は増えます。

仕事を任されるのはありがたいことですが、捌ききれないほどの業務量は疲れは溜まる一方であり、時間を仕事ばかりに割くのはおすすめしません。

残業や休日出勤が当たり前の状況なのであれば、退職を検討してみるのも1つです。

施工管理を辞めるか判断する基準#3
人間関係に関する不安や不満がある

人間関係に関して不安や不満が続く場合は、辞めるサインかもしれません。

施工管理は人と人が多く接する仕事ですが、もちろん善人ばかりではないため、コミュニケーションが上手くいかない事もあります。

わたしの後輩も人間関係による疲れから人間不信になってしまい、通院と投薬を繰り返しつつ自宅療養を続けていました。

一度崩れたメンタルを取り戻すのは至難の業なので、危険を感じた場合は、退職を検討することをおすすめします。

施工管理を辞める前に考えるべきこと

施工管理を辞める場合は、以下の点を考えておきましょう。

外発的動機だけで判断しない

施工管理を辞める前に考えるべきこととして、外発的動機だけで施工管理を辞めようとしていないか?本当に施工管理は辞めるべきなのか?を考えましょう。

  • 現在よりも良い環境で働きたい
  • 施工管理は苦ではないけど他社で働きたい
  • 給料がもっと高い会社で働きたい
  • 施工管理の仕事から離れて異業種へ就きたい

辞めることの大半はネガティブ要因によるものですが、どの企業も施工管理が悪いわけではありません。

他社へ転職して、施工管理として働くことにやりがいを感じる人も多くいるので、頑なに施工管理を辞めようとする必要はありません。

自己分析をする

自己分析と聞くと難しいイメージをお持ちかもしれませんが、辞める前には必ず行うべき重要なポイントです。

自己分析で必要な5つの項目
  • 強みと弱みの理解
  • 過去の経験(成功・失敗体験)
  • キャリアビジョン
  • モチベーションの源
  • 価値観の確認

自己分析は、自分に合った仕事や職場環境を見極めるためにも、面倒と後回しにせず一度実施することをオススメします。

現在の年収が減る可能性も見据える

自分の経験や資格を活かして転職をすれば、年収が上がることもありますが、年収が下がる可能性もあります。

残業も多いことから年収も多い方も沢山いる中で、施工管理から転職したことで年収が下がることも頭に入れておきましょう。

自身の生活において現在の年収から、いくらまで下がっても問題がないかは、見据えておくことも必要です。

転職エージェントを活用する

施工管理が向いているのか、他の業種が向いているのか、自分に合った職種を知りたい場合は、転職エージェントを活用しましょう。

  • 現在の年収
  • これまでの経験
  • 所持している資格
  • お住いの地域、希望場所 など

これらの情報をもとに、転職エージェントが現状維持(職種は変えない)なのか、異業種への転職なのか、皆さんの条件に合った提案をしてくれます。

自分の労力は自己分析や勉強に費やしつつ、転職エージェントからの提案を吟味するのが、効率的な転職方法です。

施工管理におすすめの転職エージェント

ここでは、施工管理におすすめの転職エージェントを紹介していきます。選出するにあたり、以下の点で比較を行いランキング付けしました。

転職エージェントの比較ポイント
  • 業界転職支援実績
  • 求人数
  • 利用者満足度

まずはポイントを元にまとめた比較表とTOP5の特徴を解説してきます。(選び方の詳細はこちら

スクロールできます
順位サービス名評価特徴公開求人公式職種別求人
建築施工管理土木施工管理設備施工管理電気施工管理施工図・設計工務・積算CADオペ営業その他

1位

建築転職

4.9/5
建設業界で働く人が選ぶ転職エージェントNo.1
業界実務経験者、国家資格保持者アドバイザー在籍
約10,900件公式3,304件-650件388件2,152件278件69件1,809件2,021件

2位
建職バンク
建職バンク

4.5/5
利用者数は266万人超え、93.1%の転職成功率
建設業界に特化し、特に電気関係の求人に強い
約11,635件公式2,110件1,091件436件330件914件29件39件55件1,066件

3位
RSG建設転職
RSG建設転職

4.2/5
利用者の収入UP率99.4%、利用満足度98%
建設業界出身のアドバイザーが真摯にサポート
非公開公式---------
4位セコカンNEXT
セコカンNEXT

4.0/5
施工管理に特化した転職サービス
未経験やブランクのある方にも適材適所を紹介
約12,000件公式5,829件382件21件18件1,733件-1,833件-449件
5位ベスキャリ建設(現キャリ)
ベスキャリ建設(現キャリ)

3.8/5
利用者の満足度94.2%
スキルアップ研修「監督のタネ」が有益
約13,000件公式3,233件2,358件2,550件1,107件5,301件2,245件773件1件320件

※2024年7月現在

6位以降のランキングはこちら
スクロールできます
順位サービス名特徴公開求人公式職種別求人
建築施工管理土木施工管理設備施工管理電気施工管理施工図・設計工務・積算CADオペ営業その他
6位KSキャリア
KSキャリア
転職者の入社半年後の定着率92%
KEIAIグループによる情報網を活かした求人紹介
非公開公式---------
7位建設転職ナビ
建設転職ナビ
利用者の満足度97.7%、豊富な職種の取扱い
領域ごとに強みを持つ約30名のアドバイザー在籍
約17,138件公式5,368件3,049件1,596件787件5,857件365件79件1,490件5,331件
8位施工管理求人ナビ
施工管理求人ナビ
45万人以上が利用し、満足度は97%
利用者の92%が約1.2~3.8倍の収入UPを実現
職種別求人検索ができないのがネック
約18,946件公式---------
9位施工管理ジョブ
施工管理ジョブ
年間登録者数は10,000人超え
地域別求人は圧倒的多さで地方の方にもオススメ
約19,886件公式19,886件15,300件8,548件 8,087件186件3,094件599件-21件
10位建設・設備求人データベース
建設・設備求人データベース
全国の建設・プラント系求人を幅広く保有
豊富な情報量で応募前に企業情報を手堅く収取可能
約16,081件公式4,259件2,391件1,784件1,493件2,941件284件75件525件994件
11位建築求人.jp
建築求人.jp
建設業界従事者が選ぶ転職サイト口コミ評価No.1
人事総務担当者が選ぶ転職サイトNo.1
ベテラン・シニア技術者の利用満足度No.1
約7,085件公式2,013件888件881件463件817件140件504件171件449件
12位施工管理転職ナビ
施工管理転職ナビ
他社にはない珍しいお祝金制度(最大70,000円)
他にもビル・電験に特化したサイトをそれぞれ保有
約999件公式322件94件47件32件12件2件4件15件-
13位施工管理の転職エージェント
施工管理の転職エージェント
上場企業の学情が運営する施工管理特化の転職支援
中堅・スーパーゼネコンや総合デベロッパーへの
転職で年収600万以上の求人紹介も可能
非公開公式---------
14位建設キャリアプラス
建設キャリアプラス
電気系、施工管理に特化した求人で転職支援
80,000事業者以上の豊富なネットワークから
納得できる求人を紹介
約1,546件公式---------

もし迷う場合は上位3社(建築転職建職バンクRSG建設転職)を利用し、自分が納得できるサービスに絞った上で活用することをオススメします。

建設業界の求人はお世辞にも多いとは言えず、良い求人が見つかりにくいので、併用することで優良求人に出会う確率を高める方が良いです。

まとめ

実際に施工管理を辞めた私が辞めてよかった理由などを紹介しました。

施工管理はきつい環境下で働く分、やりがいは多く、年収の面でも多いかもしれませんが、それと同時に多くのストレスや負担を伴います。

辞めることを検討している人へのアドバイスとして、自分の健康や家族との時間、キャリアの方向性を考え、最適な選択をすることが重要です。

目次